2038年
知らぬ間に外に出されている。私が知っていることを知らない彼らによって、虐待された暁に宙に膜が貼り、餌が欲しいわけだが、存在は絶命したまさにその時に、何かが降って、灰なのかと思ったら黒い雪だった。だから寒くはないのだ。行動範囲は狭まるばかりで、狭いコンクリートの一室で、言葉を交わすこともなく、昼夜を虫と共に過ごしている。虫のことは恐らく私が一番よく理解しているだろう、虫は自由にしている、そう、我々は虫みたいに生きるのだ、誰もが虚空の存在であるあの虫みたいに、分かり易く言えばね、尤も虫がどうだかなんて確実には存じておりませんがね・・・虫たちの談話。
「鳥たちの群れは空中に円を描く・・ああ・・救世主よ耳鳴りのするこの地響きは何だと言うのだね・・タスケテクレ・・終わりなき妄想・・きみらは知っているか・・やがて引力は強くなり宇宙の果てに投げ出される・・関係ないさ・・ぼくらはここでじっとしていればいい・・いいさ、調和は保たれるとある種が滅びることによって・・生存価値なきものは死に値する・・無限の時間を越えて苦悩は空間を揺らす・・食い荒らせ・・滅びいく者たちを食い荒らせ・・創世記より君臨していた我々を駆逐した化け物たちを食い荒らせ・・そのおかげで僕等は自由になれたとも言えるがね・・遠い砂漠の僻地で今も仲間たちは苦しんでいるよ・・灼熱地獄で変化を遂げた僕らの偉大なる祖先に乾杯だ・・血をみるのはもうよそうよ僕らは本能のままにただ生存してきた・・共食いは世の波長を狂わす・・静寂はひとときの幻・・」
等しく与えられた躍動は命の尊さを教えるだろう、末期症状で血液は逆流し、鎌が首を刎ねるあの惨落者どもの群れを。転がった首を見て死刑台の傍に佇む「ある一人の少年」は悶絶と憎悪とを自らの邪心に深く刻み報復の炎を燃やした。苦悶の声を反芻しながらある少年は闇に紛れて路上を彷徨い右手に握った鳥串である醜い男の頚動脈を刺す。血に汚れた掌を街灯に翳して少年は驚愕する。血がこれほどまでにどす黒く穢いものだということを少年は知らなかったのだ。途方に暮れて裸足で一心不乱に駆け出し、川で血を洗い流し次々と流れてくる豊熟した水死体の幻想を見て、突然耳を尖った石で狂ったように叫び切り裂いた、溢れ出て来る多量の血はある醜い男のものとは違い美しい朱色で少年は胸を撫で下ろした、これで死刑台の生首もとある醜い男の穢れた血も枕元で眠る母の顔すらも永遠にお別れだ・・・。ヴァンゴッホの耳、それは偉大なる狂気の源泉である、出来ることならかの少年にも教えてあげたかった・・タブローに描かれたその彎曲された自画像は皮肉にもリアリズムの永遠なる停止したある苦悩の時間を我々に暗示する、断続する存在なき耳鳴りは親愛なる弟の声すらも霞と共に消え去り、蛆と小蝿の羽音を風潮し、よもや遥か彼方に消え去ろうとする自意識が出産したその分身の数々は所構わず嘲笑し、死に逝く間際、天井をぼやけた焦点で穏やかなる眼差しでじっと見つめひとつの真理が何かを知るのであった。
何故だ?何故だろう?いつだって首を吊る為のロープと踏み台は用意されているはずだ。思考の奔流にケリをつけることは容易い。突然窓を叩かれた。「時間だ。」全く酷いもんだよ!80になっても気付かないことを14の齢で気付いている、恐るべき子供。殺されるべきか?自ら死ぬべきか?笑うよ俺は、お前のことをただ笑い飛ばすだけ。
そうさ、あそこに向かうエレベーターに乗って?震えることはない。恐れることは何もない。看守「あんたはどんな人生だった?」うるせえ、日課、そうさ日課があるだけ。勝手に柵で仕切られた、頭にくるからその仕切りに痰を吐くだけだ。意味?意味なんかないよ。思想も問いも何もない。ただ頭にくるだけ。それだけ。
2014年3月1日土曜日
不完全存在のテキスト2



不時着した空からの残骸は解読不能な暗号で埋め尽くされていて頭を悩ませた。興味をそそられるのであるが、如何せん、それが何者であるのか、それはどのような意図をもってつくられたのか、不明であり不可解であり寝る間も惜しんで私は一刻も早く解明を試みたが出口は見当たる気配すらなかった。ある晩、風呂に入ろうと思い、ふらっと外に出ると、番台にてその暗号と酷似した桶を老婆から手渡され、足場は流氷と共に溶け流されていく実感と共に私は旅に出るのであった。ミキシングされた器官は私の干渉を遮るように独りでに楽曲を奏ではじめ、時空間のおおよその領域は3度頭を叩きつけられたが如く、浸透された目は暫し苦悩を忘れ、休まるときもなく、働くときもなく、不明瞭ではあるが心地のいい調べにそのまま身を任せてみようと思った。口の中で反芻された私の言語はコントロール不能で何かを伝えようとしても、闇雲に着地点は見えず、不可逆的な時間は雲を掴むように目の前を通り過ぎる、誰だ?一体誰なんだ?結局何も分からぬまま暗号にとり憑かれてしまった私は天地の概念すら吹っ飛ばされて、台風の目の中で呼吸している鳥のように、水呑み場すら確保出来ぬまま、次第に欲すらもかき消され、植物状態と化し、思考の波だけが停止する兆しも見えない。
「惚けるなよ、自惚れるなよ、どうして君らはある分野で 社会に 貢献していると言えるのだろうか?私から見れば全く不完全に見える君たちは どういうわけか 誇りを持って まるで役にも立たない事柄に夢中になり 誇りを持ち 屍に疑問を持つことすらなく ただ壊れていく様を 観客のように見つめることしか出来ない 君らがいなくても またいなくなっても それは傷をもつことなく 変わらず動き回ることは歴然の事実であるし 何の為に 意味はあるのか?と叫び 何百という目から監視される 恐怖に気付くことなく漂流している。」
漂流している?愕然とした私は己の首をどうにか絞めようと指令を命じたが、首から下はどこにも存在しなかった。きっかけさえ与えれば記憶喪失になるどいつも変わらず同価値で記憶喪失になる。
不完全存在のテキスト3

飢えていたあの晩、夜汽車は汽笛を鳴らすことなく通り過ぎて、森の奥に進んで、ある頭部を私は片手で抉った。
「聞こえてくるのは、哀しい声、子供の波長は乱す、包帯を見た、酷く汚れた包帯を
あくる日に、地べたで蒸した魚缶を平らげて もう一度奥まで進んだ 」
凄まじいまでの爆音 葬儀 豊かさ 斡旋 花々が散る 還らぬ望郷夢見て
「そういえばどうしたっけ?あれだよ、表紙に油がついてて、べちょべちょしてて
ページがめくれなかったよ 返せないよ 捨てちゃったし 今頃 木の幹の中かな 蟻に食われちゃってるよ 」
ついてくる ゆっくりとついてくる 黄色い光線 生年月日昭和38年7月7日 陥没した頭部の中のアイデンティティカード
死体を見に行こうとした 夏 友達と三人で ビニールテープを買って 胴体に括りつけて
日が沈むのが分かっているのに 構わずに 奥に進んだ っけ?
一人が叫んだ ハッとした そこまで必死に走っていって 置いてかれないように
「後ろ見てみなよ 霧で霞んで 自分の手も見えない 馬鹿げている 何かが輝って 視界を過った
胴体?あんたの名前が書いてある いや私はここにいるのに なのにあんたの名前が書いてある 」
歓喜して手を振った 煙突から煙が放出して 尻尾を辿ると 黒幕暗転 小刻みに震えて窓に絵を描いた
「蟻に食われちゃってるの君の胴体じゃないかな? さっき視界を霞めていって よく分かんなかったけど
君の名前が書いてあったから 君の胴体じゃないのかな? 何処って?さっきからここにいる 」
蛍の声援は船縁を揺らして 森の影は如雨露 谷底で照る提灯 ジャコメッティの彫刻を鳥小屋で覗いた
「 置いてかれないように 背中をみていたけど 何も見えなくなっちゃった
でも綺麗だと思ったな 友達の顔が トモダチではなくて 色んな顔が絵の具のパレットみたいに混じってるんだ」
不完全存在のテキスト4
それは静けさの中のマリアの竪琴、目を瞠る融和に違いはなかった。四隅から白いベールが腐蝕され、小指ほどの小さい足は小筆で空を描いた。鬼のような形相で影が駆け寄り、足を圧し折り、涙が仄かに泉に溶けた。
「泣いているのでしょう?貴方がこれ以上、細工をしても何も宝飾はされず、磨かれぬままに貴方の指にその石は乗っかったままです。どのような処置を致すべきか考えておられますか?またの日の光景のことを語るべきなのでしょうか?」
道楽三昧、しゃぶってくんねえその小指をさ、子孫なんぞいらないね、兄弟?笑わせんなよ、あんた自身が赤ん坊じゃねえか。洞窟の手下どもがわんさかやってくるぜ、あんた自身を盗みにやってくるぜ・・・神の器官、それは幻にすぎなかった、空中で私が掴んだと実感したものは、取るに足らぬ子猫の小便に過ぎなかった、後ろ足で八重歯を罵り、阿呆鳥の曲芸の如きあさましさ・・・爺さんが背凭れに乗せていた猛獣は独りでに肉を食らって、歴史を終焉させ、違う種類のまた新たな歴史を構築した。「火の粉を見つけたのはお前か?」紀元前より存在する物質的価値のヒエラルキーは、実在性や哲学の形而上学的な壁をいとも簡単に跳ね除けて、綿と糸は高速で産業を発展させ、人の手から離れていった副産物の数々は、それぞれが別の意思を持ち、貨幣的価値を併用し、情報テクノロジーの発展はコミュニケーションのありかたを変容させ、どこにいても逃れられない呪縛である。ベランダの脇で片手で靴を遊ばせながら少女は吐露する。「雨はこんなに早かったのね・・・。」雨樋は壊れていたはずなのに、父親はどういうわけか帰還した。「妄想だって別にいいのよ、パパの胃袋が道路交通標識やルンペンのシーツ、小窓が覗く轆轤首、色んなものを消化して少しおかしくなってるみたいね、なんだって価値が一緒なのよ、怖いわ、レストランのショーケースみたく分かり易く値段をつけてくれれば迷うことなんかなかったの、でもどれでも一緒、どうせおわっちゃう。」
俺は語らなければならない、いくつかの出来事を、背中が寒ければ寒いほどそれは惑星の含み、アンニュイな鋒鋩があって、慰霊から掘り起こされた先祖の骨をゆっくりと咀嚼しながら呟くのさ。反芸術という最も美しい手段を用いた幾人かの自殺したダダイストと同様に、俺は「墓なんかいらない」と、ただの物質にまで墜ち果ててまで存在表明する愚かさを残慮を信じて構築する都会の下らない亡霊たちの王宮の夢なんて馬鹿げている、奴等は常に意味を追い続けている、それが最も意味のないことだと気付かずに目を瞑って意味を追い続けている、到底分かりやしない生の意味を、ましてや歯車であることの意味すらも、反吐がでる、蟻の目玉と同様にあることの無意味さを確かめて、どうにかその中でまた意味を求めようとする、奴等は穴を掘る、同じ道具で、同じ場所で、同じ土を掘り続ける、くたばれば同じ穴を埋める、そしてそれをまた掘るのさ、それが奴らのいう意味なんだ、もはや何も言うまい、呼吸をやめてやる、呼吸をやめて遺体とイタチごっこ、かといってアルチュール・クラヴァンのように小船に乗って煉獄に船出出来るわけでもないし、ジャック・リゴーのように枕の下に拳銃を忍ばせることも出来ない。彼等の真似なんか出来っこない。どういうわけかダラダラと生きてしまい、こんなところでしょうもない存在表明をしている。墓場は王宮の夢か?違うね、フンコロガシの行進・・・クソの臭いを漂わせながら、この社会そのものが白昼夢に過ぎない、全部が幻でないと誰が言い切れるだろうか?見たものをそのままの様相で受け止めることを誰に教えられたのか?少なくとも俺は全く記憶にない、首長をなくした頭無の共同体だと過激な雑誌であり秘密結社でもあった「アセファル」でバタイユは言及していた。
激情!波乱!等しき時の幕開け!0地点を奪還せよ!言語の発明を壊せ!組織を解体せよ!欲を墨汁で塗りつぶせ!性器を丸焦げにしろ!国境をなくし、地と共に鼓動しろ!いい加減に歴史を終わらせろ!
「泣いているのでしょう?貴方がこれ以上、細工をしても何も宝飾はされず、磨かれぬままに貴方の指にその石は乗っかったままです。どのような処置を致すべきか考えておられますか?またの日の光景のことを語るべきなのでしょうか?」
道楽三昧、しゃぶってくんねえその小指をさ、子孫なんぞいらないね、兄弟?笑わせんなよ、あんた自身が赤ん坊じゃねえか。洞窟の手下どもがわんさかやってくるぜ、あんた自身を盗みにやってくるぜ・・・神の器官、それは幻にすぎなかった、空中で私が掴んだと実感したものは、取るに足らぬ子猫の小便に過ぎなかった、後ろ足で八重歯を罵り、阿呆鳥の曲芸の如きあさましさ・・・爺さんが背凭れに乗せていた猛獣は独りでに肉を食らって、歴史を終焉させ、違う種類のまた新たな歴史を構築した。「火の粉を見つけたのはお前か?」紀元前より存在する物質的価値のヒエラルキーは、実在性や哲学の形而上学的な壁をいとも簡単に跳ね除けて、綿と糸は高速で産業を発展させ、人の手から離れていった副産物の数々は、それぞれが別の意思を持ち、貨幣的価値を併用し、情報テクノロジーの発展はコミュニケーションのありかたを変容させ、どこにいても逃れられない呪縛である。ベランダの脇で片手で靴を遊ばせながら少女は吐露する。「雨はこんなに早かったのね・・・。」雨樋は壊れていたはずなのに、父親はどういうわけか帰還した。「妄想だって別にいいのよ、パパの胃袋が道路交通標識やルンペンのシーツ、小窓が覗く轆轤首、色んなものを消化して少しおかしくなってるみたいね、なんだって価値が一緒なのよ、怖いわ、レストランのショーケースみたく分かり易く値段をつけてくれれば迷うことなんかなかったの、でもどれでも一緒、どうせおわっちゃう。」
俺は語らなければならない、いくつかの出来事を、背中が寒ければ寒いほどそれは惑星の含み、アンニュイな鋒鋩があって、慰霊から掘り起こされた先祖の骨をゆっくりと咀嚼しながら呟くのさ。反芸術という最も美しい手段を用いた幾人かの自殺したダダイストと同様に、俺は「墓なんかいらない」と、ただの物質にまで墜ち果ててまで存在表明する愚かさを残慮を信じて構築する都会の下らない亡霊たちの王宮の夢なんて馬鹿げている、奴等は常に意味を追い続けている、それが最も意味のないことだと気付かずに目を瞑って意味を追い続けている、到底分かりやしない生の意味を、ましてや歯車であることの意味すらも、反吐がでる、蟻の目玉と同様にあることの無意味さを確かめて、どうにかその中でまた意味を求めようとする、奴等は穴を掘る、同じ道具で、同じ場所で、同じ土を掘り続ける、くたばれば同じ穴を埋める、そしてそれをまた掘るのさ、それが奴らのいう意味なんだ、もはや何も言うまい、呼吸をやめてやる、呼吸をやめて遺体とイタチごっこ、かといってアルチュール・クラヴァンのように小船に乗って煉獄に船出出来るわけでもないし、ジャック・リゴーのように枕の下に拳銃を忍ばせることも出来ない。彼等の真似なんか出来っこない。どういうわけかダラダラと生きてしまい、こんなところでしょうもない存在表明をしている。墓場は王宮の夢か?違うね、フンコロガシの行進・・・クソの臭いを漂わせながら、この社会そのものが白昼夢に過ぎない、全部が幻でないと誰が言い切れるだろうか?見たものをそのままの様相で受け止めることを誰に教えられたのか?少なくとも俺は全く記憶にない、首長をなくした頭無の共同体だと過激な雑誌であり秘密結社でもあった「アセファル」でバタイユは言及していた。
激情!波乱!等しき時の幕開け!0地点を奪還せよ!言語の発明を壊せ!組織を解体せよ!欲を墨汁で塗りつぶせ!性器を丸焦げにしろ!国境をなくし、地と共に鼓動しろ!いい加減に歴史を終わらせろ!
不完全存在のテキスト5
獰猛な悪魔、彼方からの呼び声、子供たちの曾らぐ泣き声、贅沢は敵だと説教した老人たちはピラミッドの地中で眠っている、モンスーンを恐れて イザヤ書、第32章 皮膚感覚は麻痺し 夢遊病者のように 辺りを無目的にウロツキ 林檎を食べる 劇的な至極私情を孕んだ個人的なフォルムの上映 もう身動きがとれなくなる 悪魔で溢れ返った地中の 最中に 着地点は揺ぎ無い 戸籍謄本を取り寄せて ディオギュニュスのように 樽の中で酩酊し 祈祷すら疎かに 食事は蟻の蜜だけ 地獄に堕ちて私は懺悔出来るだろうか?そもそも天地の二元論 善悪論の問題は片がついたはずだ今更蒸返す様なことは乞食の煮え湯だよ こうやって朝起きて フケが3ミリくらいベッドの脇に積もりアルトーの形相が私を睨む 恐ろしい 貴方の53回にも及ぶ電気ショックのことを考えるといつも剃刀の刃が毀れて クソの臭いがする そう存在の臭いだよアルトーさん 肉体は滅んでいる 真珠の粒は涙でなくクソでできている クソが身体を包んで コラ畜生 窓を開けると変わらずいつも雨が降っている 子羊が封印を解いた? 天に静けさはなくラッパの音色も聞こえない 理由は単純 音楽家でも何でもない ただのひとりの人間以下の私は 葉の上の朝露を啜るが如く常に喉が渇ききっている コデインのせいかって? バロウズみたいなメタドン治療は私には必要ない こうして僅かばかりの時間があると ものを書き狂ってないと気が狂いそうになる ランボーみたいに高速に駆け抜けて 足を痛めつけるだけ そのうち腐っておちる3年殺し?そうだよ 本当に書く文字は何だっていいんだ 百科事典を丸ごと書き写したっていい とにかく手を早めねば とり憑かれる 殺される あいつらが夜が明けると静脈の中にいっぱい入り込んでいる シラフじゃとてもいられない 何かがないと駄目なんだ 人がアルコールやギャンブルや恋人に依存するように私は文字に依存している この意味性のない文字の羅列が心地良い お芸術でも何でもない こんなものは 屑みたいな文章だよ ギリシア芸術で終いにすりゃあ良かった ローマ帝国の滅亡 ファシズム政権の終焉 すべて終いだよ ご苦労さん兵隊さんたちよ 従軍慰安婦はロスケを殺してからにしてくれ あの日確かに友人たちは発狂していて次々と行方不明になったり 自殺したり 周りから何もかもが綺麗さっぱりいなくなった 最近はいつも君たちのことを考えている 愛しき死者たちと同様に私も気が狂ってるのか? 狂ってなんかいない 絶対的に明晰であり精神的にも健康であった 不健康なのは君たちを取り巻く外部のものすべてだ 悪いのは君たちではなく外部のものすべてだ 今になってみたら彼らがどのような状況下に置かれていたのか明瞭に分かる 何に苛立っていたのか? 何に絶望していたのか? そんなに破滅的になる必要なんて何もないじゃないかと私は楽観的に構えていたが 破滅的でもなんでもなくどうにか生にしがみつこうと躍起になり 純粋に内部に亀裂していた 社会 戦争報道 情報ネットワーク 協会 教育 言語 家族 共同体 電子機器 エトセトラ その他 そいつら悪しき副産物を好奇な目で真っ直ぐに見つめスポンジのように吸収し 何もかもが嘘だと気付くのにそう時間はかからない そうやって染みついた反権力の血というものは 分かっていても そうそう拭いされるはずもない 内部で起こる闘争によりエネルギーを使い果たしゼンマイ仕掛けの人形のようにポックリと倒れる いい加減にしろ そろそろ私だって限界を感じている ましてや阿片もなんにもないんだ グウタラに時を過ごすことでさえ危うい 死の目録は間近に迫っている 欠伸?健康的じゃないか馬鹿いうな 欠伸でなく呼吸信号のシナプスが欠落しているだけだ 今宵ミサの聖祭が始まる プロテスタントのヨタロウどもが揃って狩りに出かけるのさ 獲物は? 何処にだっているさ 何にだって刃向かうべきだ 最も元気のあるうちだけだがね そのうち諦めてしまうんだよ 分かっていても身の程を知ってくる 地軸 白夜 空綺麗な美しい空 真っ青に溶けていくからっぽな顔なき顔たち あいつらが何を考えているかなんて到底知る由もない 限界には気付かない 不動明王のギョロ目 タルコフスキーの風で燃えない蝋燭 ブーツを買った履くことの不可能な中には女たちが詰まっている 懐かしく引き出しを開けて 日記帳を開いてみる 牛乳の中で溺れる蟻 中に緑色の蟻もいる さあ行進 哲学も知らず言語を知らず悪徳三昧娼婦の魔法 雇われてみるという選択肢は蜘蛛の巣がとっくにかかっている 何をする?こうやって書くことだけだ 本当に書くことだけ 生が雨の跡のミジンコと一緒に踊っている ミクロ的世界色はもっと細かく分類されている 僅かに繋がった信号はもう切れた 帽子を忘れてさようなら
2011年11月7日月曜日
霊性と情報 カイエ2
「アラン・バティウが言うように資本主義という抽象的普遍と結託した多、他文化相対主義(そして特殊、個別的な共同体主義)において何ら希望も見いだせず、ますます世界は救い難く絶望をより深く実感するのみに尽きる。彼らは若者であっても生まれながらの老人にすぎないし、仮象実体を増やし続け、偶像を好み崇める、歴史は終わることなく、彼ら自身がその歴史の主体となり、偽造の生を産み続ける「自動機械」となってしまった。オッカムの言うように実体は無闇に増やしてはならないのであって、情報の湾曲、偽造を常日頃行い、ますます自らの欲望を架空の意識化を用いて体現化し、ますます実在を地に失墜させ、光の見えぬままとなるのである。また、これらに抗い続けるものであっても同時にこれらの犯罪に加担している一面も私には見えるし、例え反論があったにしろ彼らは生の偽造を操作する者たちともすぐに同一化し、実際は自分たちが分かち持っている無知を軽蔑するのである。というのも、この嘘に満ちた生の偽造を操作するものたちに対して提供される情報の切れ端は、すぐさま嘘に汚染され、検証不可能なものへとただちに変貌を成し遂げ、その実体を掴むことは理論上不可能であるからだ。そんな情報でも、偽の生を体感させる以上彼らにとっては自らの知性、顕示欲を満たす絶好の機会であるから、ただちに日頃の鬱憤を晴らす余暇の喜びに取って変わる。なぜなら、何も知らないどんな者に比べても、彼らは自分のほうが優れていると感じるからだ。おまけに、それらの情報の価値は、支配をより一層是認するためだけのものであり、実際にそれを解体するためのものでは決してなく、より深く生を偽造させるのである。それらの情報に、架空の仮象実体たちは、その餌にすぐさま飛びつき、隠されているものを使うことによってではなく、仮象の空間のみで明かされたものを信じることによって、愚かにも自分には何かが出来るとその優越感のみを鼓舞させ、仮象実体たちの知性の特権の要塞となり果てるのである。そこで生は完全に破滅している。あらゆるものは仮象を操作することにおいてのみ自らの尊厳を確保し、社会はそれらによって商品を産み出し、ますます抜け出せない円環的な相互依存の偽造的なネットワークによって社会は成り立っている。」
霊性と情報 カイエ
「すべて、本物の肖像は、その霊を持っていてそれに裏付けられている。アントナン・アルトー」
「心の観念と、口を通じて生み出される音の間には、精神と肉体、天と地の間にあるのと同じだけの隔たりがある。にもかかわらず、これほど互いに隔たった事物を結びつけているのは、いったいいかなる「不可知の紙帯」なのであろうか。ハーマン」
「われわれを取り囲む忌まわしい諸制度、
祖国、家庭、社会、精神、概念、知覚、感覚、情動、心、魂、
科学、
法、正義、権利、宗教、観念、御言葉、言語活動が
維持されるのは魔術によってである、というのも実際にはそれらは消え去り、もはやいかなる現実的なものにも一致していないからだ。
アントナン・アルトー」
「(人間)はさらに上へと急ぎ、第一の層には増減の作用を、第二の層には悪のたくらみを、計略を、無作用のまま、第三の層には欲望の欺きを、無作用のまま、第四の層には支配の顕示を(もう)願わしくないまま、第五の層には不遜の勇気と敢えてする軽卒を、第六の層には富の悪しき衝動を、無作用のまま、第七の層には隠れ潜んだ虚偽を返す。…ヘルメス文書 「ポイマンドレース」
「そもそも私たちは、律法は霊的なものであることを知っている。しかし私は肉的な者であり、罪のもとに売られてしまっている。私は、私が行為されていることが分からない。なぜならば、私は自分が欲していることを為すこともせず、むしろ自分が憎んでいることを行っているからである。もしも私が自分の欲していないことを行っているとするならば、(その判断を律法に従っているのであるから、)律法が良いものであると認めていることになる。しかし今や、もはや私がそれを行為しているのではなく、むしろ私のうちに住んでいる罪が(それを行為しているのである(ローマ人への手紙、七章)」
「光の多化はなんら他の運動に依存しないのだから、そこでわれわれは天が静止し、運動が存在しないと仮定しよう。なぜなら天が静止すれば光の多化は充分よくなされるからである。そして人びとが信仰しているように、もし天が将来静止すれば、世の終わりにそれ(=瞬間的伝播)が生ずるだろうと。従ってもし光の多化が瞬間的であり、時間的でないとするならば、時間なしに瞬間が存在するであろうと、いうのは、時間は運動なしには存在しないからである。しかるに瞬間が時間なしに存在するのは不可能であって、ちょうど点が線なしに存在しないのと同様である。従って、「光が時間において多化し、可視的事物と聴覚器官との形象すべても同様である」ことが、(論理的帰結)として残される。しかしそれは視覚器官によって感覚可能かつ知覚可能な時間においてではなく、感覚されない時間においてである。というのは、人は誰でも経験していることだが、光が東から西へ生じているような時間を知覚しないからである。(ロジャーベイコン)」
「資本主義の脱領土化は恒常的な再領土化を要請する、と。資本は、みずからの運動原理によってその原理が行使される空間を均質化するために、主体的で領土的な同一性の常なる隆起を要求するのであり、これらの同一性は、結局は、市場に単一形式的な特権を与えようとして、自分も他の同一性とまったく同じ資格で陳列されることを要請しているにすぎない。一方における一般的等価物をめぐる資本主義的論理と他方における共同体あるいは少数派の同一性と文化の論理は、接合された(全体)集合をともに形成する。ジル・ドゥルーズ」
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