2019年12月26日木曜日

背中を透き通る猛烈な寒さ、留学生が笑っている、こんばんはこんばんはこんばんは、耳の中で小さく反芻して、からっぽの宙を見上げる、そして電信柱の上の飛行機が墜落する夢をみる、どうかしましたか、羽がもげて、子供たちが笑っている、こんばんはこんばんはこんばんは、空き缶、溝さらいをして、疲労ただ拾う、黒目が凄く小さい、見える宇宙は頭のすぐ上の様で、尻尾を掴んで引き寄せ、精一杯かもしれません、電話のベルが鳴り、灰色の男がまた宙を指差す、おかしいですよ、絶対こんなに近いわけがない、僕に出来るわけがない、どういうわけか空がこんなに近く見える、

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