2019年12月26日木曜日

っとカラスの群れがなく、私はうつ伏せで白目を剝きながら助けを呼ぶ、ところは屍の群れ、うようよとへらへらと涎を垂らしながら、ガサガサコソコソ飛び立つのです、嗽をして直立不動で、鼻くそまみれのでかい顔だな、いっそ死んじまえと、宝石の角を指で擦って、丸みを帯びるまで一生懸命擦ってね、丸坊主の生霊が、手から飴細工を落とし、喉を鳴らして、噛み千切れと、甘くなるまで口に入れて、噛み砕けと、こう言うのです、宇宙回帰論、微生物の実態と分裂化して自在化する、哀愁の末路、顔面は原型を留めていない、泣き笑い愛しています、双子です、おめでとうございます、自堕落な片割れの双子です、サルハキカラオチナイ、鶴、つるっぱげの鶴、赤茶けた液体、帽子の中に入れて、マーブルチョコレートを噛み締めました、ポケットにあった30円で、いえ、とんでもございません、僕は分かってるのですよ、結末は建設途中の高層ビルのokujyouの煉瓦の下に置いてあります、黄色いメモです、知ってるでしょ、高度77543m天から下を見下ろして、脱走しようと誓ったじゃないですか、黒い影の男は耐え切れず飛び降りて死にましたよ、ええ、あなたがここにいること自体が可笑しいのです、どうです、下界は楽しいですか、どうです、思いつめた顔した女、男、老人ばかりでぶっ殺してやりたくなりますよ、私は気が長いほうなんですがね、ええ、どうにも我慢がならない、キチガイ、キチガイの群れに飛び込んだようなもんです、私の神経が正常なのが既に異常かもしれません、あの金属片は何ですか、空中でキラキラとまばゆく光って、惑わすのです、細い血管と神経が身体中に張り巡らされ、ブチッと、また、ブチッと、音を立てて切れる、その度に、腰がガクッと砕けそうになる、恐ろしい、動物たちは言いました、あの天の声を聞きお家に帰るのです、昼夜を問わず、一瞬目の前が真っ白になり、それが合図です、最初は気絶したのかと思いました、失明したのかとも思いました、でも違います、確かにそれは合図です、指の先からまず、薄い皮が復元し、爪がとんでもないスピードで生えてくる、そのあとはあっという間です、いや、痛みなんか全くないですよ、少しぎこちないですが、歩き始めると骨が軋むくらいですぐ慣れます、でも鏡を見ては駄目です、あの真っ白なアパートの4号室に住んでいた、地下鉄であった老婆に言われました、おいでおいでと皺くちゃな手で呼ぶもんですから、オッカナビックリですよ、恐る恐る耳たぶを触って、現実だと確認するのです、焦ることなんかまったくないですよ、もうすぐ、人人人人、人人人で溢れかえりますから、あなたの存在なんてそりゃあちっぽけなもんです、気にすることないですよ、誰が誰かも認識できない、自己アイデンティティー、って言うんですか、洒落た言葉で言えばね、そんなもの消滅します、慣れればなんてことはない、そう虫みたいに生きるのです、虫がどうだかなんて存じてませんがね、分かり易く言えば、虫みたいに・・・・・ね。

呼吸は正常化した、目は激しく充血しているが、はっきりと見える、長い階段を上り、また肩がぶつかった、ああ人、人人人、誰だか分かりはしないよ、本当に人なんだかも、ただあいつが言うのが本当ならば、soreha人なんだろう

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